アイガー北壁・・・ではなくPhnom Dai(2)北壁
シェムリでは絶不調で断念と書き、その後タイに入った頃は全快(笑 先日、バンコクで「今の私なら行ける」と書いた。 W.E.マーケット 骨董品のブースを廻る。デヴァタのレリーフもあった。 店の女主人が電卓をたたいて金額を見せてくれる。 580,000B 「レプリカ?イミテーション?」と訊くと困ったように笑っていた。 色々あって楽しいが、当然全部偽物。 まぁ、プノン・ダの博物館のレプリカより遥かにましだけど。 あそこは9割レプリカで、残り少々小物が本物。 マーケット散策を早めに切り上げバスに乗ったはいいが、居眠りして乗り過ごす。 ついでに博物館へ。ロッブリー・アートってクメール・アートだよなぁ・・・。 実はマーケットの彫像類を見たいため、日曜にはバンコクに到達する予定を組んでいた。 帰国便には2日程のゆとりがある。バンコクでもそれなりにする事はあったのだけれど。 「今の私なら行ける」 そう、そうなんだ!行けるのだ。 表に出した言葉は背中を押してくれる。 ネットでバンコクエアのサイトを見ると満席ではないし、 仮にそうであってもなんとかなるだろう。 夕方には3便ほどあるし、なければ翌日早朝便という方法もある。 空港で寝てもいい。 バスを待ったが、早く空港に行きたいのでTax。わ、贅沢! 「遠いから500B」といわれるがメーターで。高速代は私が65B払う。 メーターは219Bだった。500B札を出すと ドライバーは「釣り銭がないので空港の中でくずしてきて」 空港内を走って両替し元の場所に戻ると、Taxはいなかった・・・。 ちょうどポリスが取り締まりをしている最中だったので、駐車して待てなかったようだ。 結果、ただ乗りしてしまった。 いくらなんでも、申し訳ない。でもどうしようもないので予定を粛々とこなす。 シェムリに幾度となく行ったけれど、空港inは初めてだった。 名札をぶら下げたバイタクがいてそのコーナーには1ドルと掲示してある。あぁ、良心的だ。 Phnom Dai(2) またまた、赤土にまみれる。 北壁(オーバーね)から行こうと思っていたのではなく、ただそうなってしまった。 30分ちょっとで頂上。当たり前の事ながら、 とにかく上を目指せば着くという信念(笑)はあったので。 案内はいらないと思ったのに麓の男が後から来て前を歩いている。 男は多分初めて上ったんだと思う。知らなさ過ぎ。頂上からは下りる道筋が数本あった。 南東、南西、北西・・・。割としっかり道筋だった。 で、「北西から下りよう」と言ったら、自分ちから遠くなるとか、バイクがこっちだとか・・・。 「急がば廻れ」ということを知らないようで。 北壁の薮中を下り始める。本当にひどい。男は少しでも歩きやすい薮を進む。 それが、何故か西へ西へ。 (笑) 山を下るのに左右(地上と平行)に歩いたって意味ない!いつまでたっても下りられないぞ! 磁石を見せてまっすぐ下れと言うが更に西へ。 下りだと言うのに上るのよりおそく45分もかかってしまう。 おまけに麓では元の入り口から1km近く道路を歩いた。 ------------------------------------------------------------------------- ああ、皆さんもこのようにして上られたのですね・・・(しみじみ ------------------------------------------------------------------------- 頂上は爽快!!風が気持ちいい!! ついに来た! 何年も前から気になっていた。 当時の話では「地雷があるとか、早稲田のなんとかが一般人が上るのをいやがっている」とか・・・。 あ、これって遠藤くんからの話だったように思う。 それと私ってときどき「見えなく」なる。別のことに気を取られ、注意散漫になっていた。 唯一の見所ともいえる?碑文を撮ってな〜い!(馬鹿だね〜 いや、実は私の勘違いで「デヴァタ」があると思いこんでいたのだ。(笑 冷静に考えればデヴァタあれば情報としてあるだろうしね。 ちょっと高くついたけど、BKKから戻って良かったと思う。 戻りには近年「更に倒壊」したボックにも行けたし、道そばの遺跡も見ることが出来た。 「この辺に遺跡があるんだけど」というと「これ?」と。東の麓にあった。 本当は別の遺跡のはず。 ロリュオス近辺の石ころも(ホンットに石ころ!)いくつか見たし。 遺跡の近くにはアプサラの看板が建っているので目印にはなるが、 探すのは大変。
by Angkor_K
| 2008-02-28 04:16
| 旅
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